彦根市・米原市・長浜・近江八幡・東近江エリアの相続相談 司法書士法人おうみアット法務事務所|司法書士・FP事務所
  • 面談予約はこちら
電話番号:0120-092-548 平日9時から18時(土日祝相談可 但し要予約)
ネット予約・空き状況の確認はこちら
相続ブログ

彦根・滋賀の方へ】「実家、どうしよう…」そのお悩み、司法書士が解決!実家じまいを考える前に知るべき相続手続きと賢い選択

2025年07月7日

親が亡くなり、思い出の詰まった実家が空き家になったとき、「この実家、どうしよう…」と悩む方は少なくありません。特に遠方に住んでいて滋賀県彦根市の実家を管理しきれない方や、将来の実家について漠然とした不安を抱えている方もいるでしょう。

この「実家じまい」は、いつか必ず直面する大きな課題です。適切な知識がないまま放置すると、思わぬトラブルや金銭的な負担が増えることもあります。

このブログでは、実家じまいをスムーズに進めるために知っておくべき相続手続きの基本から、大切な実家を「負動産」にしないための賢い選択肢まで、司法書士の視点から分かりやすく解説します。

1. 「実家じまい」とは?なぜ今、注目されているのか
実家じまいとは、親御さんが亡くなった後に残された実家(不動産)を、適切に整理・処分・活用する一連のプロセスです。単に家を片付けるだけでなく、名義変更や売却、賃貸化といった法的な手続きや判断が伴います。

現在、実家じまいが注目される背景には、少子高齢化や核家族化による空き家問題の深刻化があります。管理されない空き家は、景観悪化、治安悪化、倒壊リスクなどを引き起こし、所有者に重い負担を課す「負動産」になる可能性も。大切な実家を負動産にしないためにも、早めの対策が重要です。

2. 実家じまいの第一歩!相続開始から「相続登記」までの流れ
実家じまいを円滑に進める上で最も重要なのが、不動産の名義変更である「相続登記」です。

ステップ1:相続の開始と遺言書の確認
親御さんが亡くなったら、まず遺言書があるかを確認します。遺言書の有無でその後の手続きが大きく変わるため、非常に重要なステップです。

ステップ2:相続人調査と相続財産調査
次に、誰が相続人になるか(戸籍謄本収集)、実家を含むどのような財産(預貯金、不動産、借金など)があるかを正確に把握します。この調査は、後々のトラブル防止のために丁寧に行う必要があります。

ステップ3:遺産分割協議の実施
相続人全員で、実家を誰が相続するか、売却して現金を分けるかなど、具体的な遺産の分け方を話し合います。話し合いがまとまったら、必ず「遺産分割協議書」を作成しましょう。これは、後の手続きで必須となる重要な書類です。

ステップ4:不動産の相続登記(最重要!)
遺産分割協議で実家を相続する人が決まったら、不動産の名義を亡くなった親御さんから相続人へ変更する「相続登記」を行います。

【重要】2024年4月1日から相続登記が義務化されました!
不動産を相続したことを知った日から3年以内に登記申請をしないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。放置された不動産は売却や活用が困難になるだけでなく、次の相続で権利関係がさらに複雑化します。彦根市内の不動産も対象ですので、早めの手続きが肝心です。

3. 相続した実家を「負動産」にしない!賢い選択肢と注意点
相続登記を終えたら、いよいよ実家をどうするか具体的な選択を迫られます。

選択肢1:売却する

メリット: 現金化でき、維持費や管理の手間がなくなる。相続人で公平に分けやすい。

デメリット: 思い出の家を手放す寂しさ、売却益が出た場合は税金がかかる。

注意点: 適切な査定と信頼できる不動産会社選びが重要。彦根市内の不動産市場に詳しい地元の業者に相談するのがおすすめです。

選択肢2:賃貸・活用する

メリット: 家賃収入が得られ、資産として維持できる。思い出の家を手放さずに済む。

デメリット: リフォーム費用、空室リスク、管理の手間が発生する。

注意点: 賃貸経営は事業です。物件の状態や立地、ご自身の管理能力を考慮して慎重に検討しましょう。

選択肢3:空き家として維持する

メリット: いつでも利用できる、思い出の場所として残せる。

デメリット: 固定資産税や管理費がかかり続ける。老朽化や不法侵入のリスクがある。「特定空き家」に指定されると固定資産税の優遇措置が解除され、税金が最大6倍になる可能性も。

注意点: 遠方に住む方は空き家管理サービスも検討すると良いでしょう。

選択肢4:相続土地国庫帰属制度を利用する

メリット: 管理負担や固定資産税から解放される。

デメリット: 承認要件が厳しく、負担金も必要。土地のみが対象で建物は含まれません。誰もが利用できるわけではないため、非常に限定的な選択肢です。

4. 彦根・滋賀での実家じまい、司法書士法人おうみアット法務事務所がお手伝いできること
実家じまいには、法的な手続き、不動産や税金の知識など、多岐にわたる専門知識が必要です。これらを全てご自身で解決しようとすると、大きな負担になることも少なくありません。

司法書士法人おうみアット法務事務所は、彦根市に根ざした司法書士事務所として、彦根・滋賀の皆様の「実家じまい」を強力にサポートいたします。

当事務所の強み
相続登記の専門家: 複雑な戸籍収集から、遺産分割協議書の作成、法務局への登記申請まで、全て代行。2024年4月からの義務化にも完全対応します。

ワンストップサポート: 相続税は税理士、不動産売却は信頼できる不動産会社など、各専門家と連携し、お客様の状況に応じた最適な解決策をワンストップでご提案します。

地域密着型: 彦根市の地域特性や慣習も踏まえ、きめ細やかな対応を心がけています。

無料相談の実施: まずはお客様のお話をじっくり伺い、最適な解決策を分かりやすくご提案します。

「実家、どうしよう…」と悩んだら、一人で抱え込まず、まずは司法書士法人おうみアット法務事務所にご相談ください。経験豊富な司法書士が、皆様の「実家じまい」を親身にサポートし、安心して大切なご実家の今後を考えられるようお手伝いいたします。

まずはお気軽にお問い合わせください!

この記事は司法書士が監修しています

代表司法書士 松田 勇夫
代表司法書士 松田 勇夫

登録番号 滋賀第264号、簡裁訴訟代理関係業務認定番号 第116019号、社団法人成年後見センター・リーガルサポート 会員番号 第6504452号、法テラス 民事法律扶助契約司法書士、住宅ローンアドバイザー、相続アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、家族信託専門士
滋賀県彦根で開業して20 年以上、1900 件以上の相続手続き受任実績。

彦根市・長浜市を中心に、滋賀県全域の皆様の相続手続き、相続登記、遺産分割、遺言等、相続のお悩みに寄り添い、サポートいたします。誠実かつ迅速な対応を心がけております。
司法書士プロフィール