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相続ブログ

お盆の相続会議、それで終わり?話し合いの「次」にやるべき3つのこと

2025年09月1日

お盆の相続会議、それで終わり?話し合いの「次」にやるべき3つのこと

司法書士法人おうみアット法務事務所です。

8月のお盆が過ぎ、吹く風にも少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。 さて、お盆の帰省シーズンに、久しぶりにご家族やご親族と集まり、実家の将来やご両親の相続について話し合った、という方も多いのではないでしょうか。

普段はなかなか切り出せない話題ですから、話し合いの場を持てたこと自体が、非常に大きな一歩です。

しかし、その一方で、「貴重な機会だったけど、結局話し合いだけで終わってしまった…」「具体的な進め方が分からないままだ…」といった、モヤモヤした気持ちを抱えていませんか?

せっかくの話し合いを無駄にしないために、その熱が冷めないうちに「次の一歩」を踏み出すことが、円満な相続を実現するための重要な鍵となります。今回は、お盆の話し合いの「次」にやるべき3つのことを具体的にご紹介します。

 

やるべきこと① 話し合った内容を「記録」に残す

 

「言った・言わない」のトラブルを防ぎ、ご家族間の認識をそろえるために、話し合った内容は簡単なメモでも良いので必ず記録に残しましょう。人間の記憶は、残念ながら曖昧です。

正式な議事録のようなものである必要は全くありません。ご家族が使っているLINEグループのノート機能や、メールでの共有など、いつでも見返せる方法で十分です。

<記録に残しておきたいことの例>

  • 決まったこと:「実家の土地建物は、長男が相続することで全員が納得した」
  • 課題として残ったこと:「親の預貯金が、どの銀行にどれくらいあるか誰も把握していない」「父が遺言書を書いているかどうかが不明」
  • 次回話し合うこと:「生前贈与のメリット・デメリットについて、次は詳しく話そう」

このように要点をまとめるだけで、現状が整理され、次へのステップが明確になります。

 

やるべきこと② 課題解決のための「専門家」を探し、相談する

 

ご家族だけの話し合いでは、どうしても「法的にこれは正しいのか?」「税金面で損をしないか?」といった疑問が出てきます。また、感情的な対立を避けるためにも、客観的な第三者の視点を入れることは非常に有効です。

お盆の話し合いで出てきた課題に応じて、専門家への相談を具体的に検討しましょう。

  • 「遺言書を作りたい」
  • 「実家の名義変更(相続登記)をしないと…」
  • 「親が認知症になる前に備えたい(家族信託など)」司法書士にご相談ください。
  • 「相続税がいくらかかるか心配」
  • 「生前贈与について税金のことを詳しく知りたい」税理士にご相談ください。

特に私たち司法書士は、不動産の名義変更や遺言書の作成支援、相続放棄の手続きなど、相続の入り口となる手続きを幅広くカバーしています。「何から相談すればいいか分からない」という段階での、最初の相談窓口として最適です。

 

やるべきこと③ 次回までの「宿題」を具体的に決める

 

「また今度、集まった時に話そう」では、時間だけが過ぎてしまいがちです。話し合いで出てきた課題について、次回までに「誰が」「何を」調べておくのか、具体的な宿題を決めましょう。

<宿題の例>

  • 長男: 親に遺言書の有無と保管場所を、それとなく聞いてみる。実家の権利証(登記識別情報通知書)がどこにあるか探しておく。
  • 長女: 親が使っている銀行の通帳やカードを整理し、金融機関のリストを作成しておく。
  • 全員: 次回までに、自分が相続についてどう考えているか、何を望むかを簡単にまとめておく。

一人に負担を押し付けるのではなく、全員が当事者意識を持って関わることが、円満な相続への大切な一歩となります。

 

まとめ:お盆の話し合いはゴールではなく、スタートです

 

お盆に家族で相続の話ができたことは、素晴らしいスタートです。しかし、大切なのはそこから具体的な行動に繋げること。

今回ご紹介した、 ① 話し合いの記録を残す ② 専門家への相談を検討する ③ 次回までの宿題を決める

この3つを実践するだけで、相続準備は大きく前進します。

「出てきた課題が多すぎて、何から相談すればいいか分からない」 「うちの場合の『やるべきことリスト』を整理してほしい」

司法書士法人おうみアット法務事務所では、そうした皆様の「次の一歩」を踏み出すためのお手伝いをしています。

初回のご相談は無料です。お盆の話し合いで生まれた疑問や課題を、ぜひ私たち専門家にお聞かせください。ご連絡を心よりお待ちしております。

この記事は司法書士が監修しています

代表司法書士 松田 勇夫
代表司法書士 松田 勇夫

登録番号 滋賀第264号、簡裁訴訟代理関係業務認定番号 第116019号、社団法人成年後見センター・リーガルサポート 会員番号 第6504452号、法テラス 民事法律扶助契約司法書士、住宅ローンアドバイザー、相続アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、家族信託専門士
滋賀県彦根で開業して20 年以上、1900 件以上の相続手続き受任実績。

彦根市・長浜市を中心に、滋賀県全域の皆様の相続手続き、相続登記、遺産分割、遺言等、相続のお悩みに寄り添い、サポートいたします。誠実かつ迅速な対応を心がけております。
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